HKTの象徴がまたひとり、植木南央が卒業発表両グループともツアーに行けない辛さを実感

2019年07月09日

IZ*ONE 日本盤「Buenos Aires」とはるたんの完成度

植木南央卒業発表のインパクトは、自分の中でも意外なほど大きいようです。

やっと5期の中でチカラワザでも売り出した方がいい子いるな、とか
はるたんがいよいよピークなのに何も動かないのは勿体無いな、とか
「これから」の事も少しアタマにあったんだけど、
続いた卒業の後に…植木…は「空白」な感じで先が見えない感覚です。

以下は、発表の日の時刻まで書いていたIZ*ONEの事です。

「Buenos Aires」3種を手に入れました。
特典写真はミンジュとミンジュ。ダブる事は多いけど俺得なので良し

今度は外装の安っぽさだけでなく、中身というか「詩」のクオリティが壊滅的
本当に秋元氏が書いてるとしたら「やる気なし?」というか
c/wには何の工夫もない言葉の羅列が多くて世界観がなく、
比喩も、シーンでドラマを描く事も見られない…何も無さすぎて「無」…

「Human Love」の詩も表面的すぎるコンセプトワードだらけで、
もしかすると英語にすればクサくならないのかもしれないけど、
日本語だと「ありがち」フレーズを並べただけに見える。

表題曲もメッセージを伝える曲でもないし、一頃のドラマ感あるクオリティはないし
今回収録の全曲通すとHKTも通じて今までで一番詩が酷い印象。
実際、作詞どころじゃないのかもしれないけど、これは…


作曲とアレンジは表題曲ティザーVのイントロ音源に期待感ありましたが
相変わらず歌割りとか…IZ*ONEのことちゃんと知って作ってくれ、と
メンバーのダンスがかなり助けている曲という感じはします。
MVも美的なのでいいと思いました。ミンジュお綺麗だし(笑)

「Tomorrow」も音はサビしか残ってこないかも「どういう曲だっけ」となるとサビ頭しか…
他はどこかのグループで聞いた感じのフレーズを切り貼りした感じで
英語部分の細かな言葉の合わせ方は自然なんだけど肝心の日本語が…
…ステージでのパフォーマンスに期待します。

「Target」このメンツでこの曲…勿体無い
〇〇風、という感じだけでそれ以上にはならない感じ。
これも英語部分と日本語詩のもっさり加減が溶け合ってない感じで…
こちらもリズムと割り切って……ステージでのパフォーマンスに期待します。

「年下Boyfrend」これはアレンジで救われた感じはします。
可愛い系の声質が揃うので6人ともいい。
でも…何だろう…もっと力のある事ができるのに、と思うメンツなので消化不良的な…
ありがちな曲調でも韓国の「Airplane」は、CDでもIZ*ONEを見せつける感じに仕上がってるんだけど…
でも今回の中では無理にK-POP風にしない分無理は無いか?…その分突出もしないけど

MVは美少年ウォニョンという1ネタあるし、UPされた動画だけでなくDVDの画質まで80年台風とかは蛇足だったかも。
やっぱり詩が…「あなたひとつ歳とれば 私ひとつ歳取る」…奇妙にダサい(カタコト風?)


「Human Love」はユジンとユリという歌声のいい二人の曲なので
二人にとっても記念になる曲にはなったと思うのですが…
聞かせる声である分、先に書いた歌詞の上っ面な感じが気になってしまう。
人間愛で世界はできてる〜とか…のテーマの割に「スケール感」を感じないので
FNSですべってた秋元氏の曲の無味無臭感を思い出します。
この二人の組み合わせなのに勿体ないような…と。
現場で二人が歌えば歌声とその空気感に感動はあると思いますが

今後も少人数のユニットを入れるとしたら
ぜひもっとその対象に相応しい(実力や個性も含めた)曲作りを考えてほしい
今回のシングルでもちゃんとIZ*ONEを見ていれば、もっと突出した表現が作れたと思う

イベント券商売は人数的にも大所帯グループほどではないから
クオリティ的に言葉解らなくても海外から買われる曲作りになっていた方が営業的にも得策だと思うんだけど、松村氏が上に立つという事で、どうなるやら…だし
「秋元康」クレジットが秋元氏本人にもIZ*ONEにも足かせになっている気がする



明るい事も少し…
HKTを卒業したまりりのレギュラー番組が終わったと思ったら
またすぐ、元NGTの長谷川さんと一緒に新レギュラーで
着実に声優アイドルとして足場作りつつあるな、と。
「エイコーさん」でも初回放送と最後の方ではまるで違った。
他の子がいないと進行さえできなかったのに、最後は気の利いたコメントまでするように
「おじさんは嬉しいよ」的な感慨がありました。

あと冒頭にも書いたけど、はるたんの踊ってみた動画が
いよいよこれは凄い領域になっているな…と。

胸には守り神

48の番組ダンス企画ではヒップホップ系を習ったメンバーが出ますが
あの手の企画で褒められる子の振りって文字通りダンスコンテストのためなので、無理に見せ所のテクニック詰め込んだ力技が多いので
凄いなぁと思うし…企画的にも正解だし、その価値もある子たちなんだけど
自分は「でもノレない…」と思う事が多くて

あおいのキメを意識的に流すラフなストリート感は褒められる事は少ないけど曲にはあっていると思うのも身びいきばかりではないし
チェヨンが爆発的なテクを見せるブロックと、曲に合わせた表現する時には世界観の中にピシッと溶け込んでいる事のコントラストがカッコいいと思うし、

「芸」としてどうかより、音楽的にカッコいいかどうかが自分には重要で
自分がベースをかじっているせいもあるのか、リズムとピシッと合う(または意識的に流す)カッコ良さに惹かれます
その意味で、はるたんは「ノレる〜っっ!」と感じます。
カンというより練習場で流した涙と汗の分だけ鍛えしものなので「強さ」も感じます。

動画の中でも「♪疑う事ばかり覚えて」や「♪信じる事が怖かったの」の部分のステップの決め方とか、「どこへも」のリズムのとり方とか、振りとして何気なく踊る事もできる部分を音にピチっと合わせてくれるのでリズム楽器大好きな自分は「ぞわぞわっ」とするのです。
この感じを活かせる仕事を…博多は持ってこれるでしょうか。
間違いなくその才能のピークを迎えつつあります。

寂しさの中でこのはるたんの「おおっ」という感じは救いになっています。
プレイングコーチ的役職を与えられないものか… 

toshix508 at 23:12│Comments(8)

この記事へのコメント

1. Posted by stm   2019年07月10日 09:49
おはようございます。
いつも広い視野で愛情に満ちた考察を拝読させていただきありがとうございます。

iz*oneは観測対象にしてるものの魅力を感じることが少なくて、咲良と奈子がいるにもかかわらず全くハマらない私です。まるでうちの会社で現場を任せられてた若手のエースが出向して全く毛色の違う仕事をしていて、重用されてて評判もいいんだけど何だか寂しいような気持ちです。本人のキャリアアップになるなら頑張ってほしいけど、さて将来戻って来たときに、どれだけ還元効果があるのか……という打算的なことしか浮かばない。他のメンバーもかわいいけど、いまだに顔と名前が一致しないので、どうやら根本的に韓流と相性が悪いのかも知れません。週一回のさくのきを楽しみにして過ごすしかないかなあ。

はるたんのダンス動画は本当に凄いことになってきてますね。胸熱です。
アイズワンが響かないのに上野遥は熱くなる……やはりHKTヲタクの身贔屓なんでしょうか。自分の嗜好が世間とはズレてることを再確認しているだけ、みたいな気持ちになります。まあ自分が楽しむ分にはズレてようがなんだろうが気にしませんが、なんとかHKTがブレイクしてほしいと願っている気持ちは儚い夢なんですかね。
2. Posted by toshix   2019年07月10日 11:48
stmさん

IZ*ONEに関しては、HKTメンバーがPDUでどうなるかが気になって見ていた
PDUという番組を見続けたかどうかで見方が変わっていくというか
出来上がった韓流グループに2人がポンと当てはめられただけなら
何の思い入れもなかったと思いますが

寮生活やレッスン、課題披露などを通して
双方の足りない部分をメンバーが(落ちた子も)教え合う関係性を見ていると
なんとか知ってる言葉だけで仲間感が出ていくのは
デビュー前のHKTのような絆がうまれていくのを見てしまった感覚になります。

「オーディション」なのに、それ以上のものを参加メンバー達自身が作っていった感じが、これまでのPDUより熱い感じで
特に咲良とチェヨンの関係性がよく表してますが「知らない子たち」からいきなりファミリー感になっていった感があります

感じ方はもちろん自由なんですが、自分の中ではもうファミリー感ですし、
あちらのファンがHKTも知ろうとしてくれているように
無理してる訳でも韓流好きだった訳でもないのに、
結果選ばれた2人以外のメンバーもデビュー時点で既に個性を知ってしまっている。そのあたりで感じ方に違いは出て当然と思っています。

しかし、この個性の良さが一般に伝わるといいな、と思うのは
HKTにもIZONEにも、このはるたん個人の努力の結実に対しても
全て同様に思うのです。

「韓流」とひとくくりだった自分が、線を切る必要はないのだと、ある時点から思っただけなので
(落ちた韓国のナヨンという子の日本メンと日本ファンへの熱さから感じ始めたのですが)
それ以前の「PDUなんか参加せんでいい」とまで思ってた自分を考えると
「韓流はなぁ」…という線のひき方も解らなくもないのです。

3. Posted by Wはる推し   2019年07月10日 17:19
私も今回のシングルは年下以外は
何を歌わせたいのか風呂敷広げたけど包めていないっつーか。
違和感あるくらい上辺の歌詞だな、と

人間愛と言われても
全体からメンバーへの愛が伝わりません
(T_T)


stmさんの入り込めなさも
toshixさんの知ってしまったゆえの思い入れもわかります。

みんな知ってしまうと、健気だし、決まった期間だけにライバル心だけでなく
仲良くしていたいという気持ちが伺えるし
咲良✕チェヨン、奈子✕ウンビ、カンちゃん✕佐藤美波、ナヨン✕ひーちゃん、奈子、みたいに
厳しさの中の自然発生していった関係性は
HKTであるか、他の娘たちか、の視点だったのが
もう関わってくれて、一緒に涙したのを見ちゃうと
国は違えど知ってる娘たち、という感じになってしまうんだよなぁ。

あの酷い編集でも、真実は映るから

でも見ていない層には解らないのも当たり前なので、これからその知ってしまった良さを伝えるには
松村トップはさすがに不安ですね

最近の政治動向が影響しないことを願うばかり   


はるたんのコレにやっと目を向けてくれましたね(^o^)

はるっぴショックは消えないけど
HKTにはシアターの女神ダンサーがいるって私の救いです。


4. Posted by toshix   2019年07月10日 18:03
Wはる押しさん

あっちに誤爆してたの消しましたよ…すいません。
自分も同じ気持ちなのでもう誤爆でもOKと思いましたが、
他の方が訳わからないので(笑)

>風呂敷広げたけど包めていない

凄いたとえ(笑)
でも広げてもいるのかどうか…
「Human Love」なんかはやりたい事と、できたものが全く違うんじゃないかと
秋元氏の健康状態すら心配になるレベルですが
きっと二人には訳して「こういう内容の詩だよ」となると喜んではくれるのかな。
どうも今回は詩の表現のレベル低下が極端になってはいる気がしますが…

ナヨンやチェヨン、カンちゃん、カウンの歩み寄り方って
なんなら他の強気で仲良くする必要も感じてなかった子たちまで意識変えた感じはあるんですよね。
酷い誘導編集でしたが、気持ち?みたいなものはその中にでも感じられます。
その結実である事をどう伝えられるかですが…

期間限定だけにそれまでを考えると今のぬるいやり方ではティーン以外の日本のお茶の間に伝わらない気もします…

>最近の政治動向が影響しないことを願うばかり   

これは本当に…最近奈子がおとなしい事も関係してないか心配です
何か言われたりしてなきゃいいけど。

>はるたんのコレにやっと目を向けてくれましたね

いや、見てはいましたけど
やっと語っていい感じまで来たな、と。
それをファンだけが感じ取っているだけではしょうがないので
運営に頑張ってもらいたいですね。
完成度あがるほど、そこにいる意義を与えないと…また心配で。

はるたんはこまかく、リズムの「打点」までをふわっと表現して打点でトンっと決めるから、
指で弦を弾くような感触でカッコいいと思います。

シンクロ機能や運動能力的ダンス自慢というより「HKTのパフォーマー」としてすごくイイと思うんです。






5. Posted by 貧乏性   2019年07月16日 02:15
このところ韓国とのもめ事が気になりIZ*ONE関係がアタマに入ってきません。
咲良も大変だわ。
ですがそんな中、サマステ見てきました。

推しと呼べるメンバーがいない状態での初めてのライブ。正直、妙な感覚でした。
思いもよらなかったのは新生HKTはフレッシュ感だけでなく不思議な安定感があった事です。
フレッシュ班はあかりちゃんが覚醒したようでベテランメンバーのように楽しそうに自由に跳ねているのはすぐに気づきました。「人生賭けてアイドルやってる」という14歳の本気!
そして唯一この選抜に放り込まれた5期生・水上凜巳花が新人とは思えないアイドルオーラを醸し出しているのに驚きました。
一方でこの日の安定感の源は当たり前のようになっちゃんと碧唯ちゃんであります。
カッチリやるとか煽るとかの問題ではなく2人とも顔つきが違うんですよ。
指原の存在感を2人で分け合ってる雰囲気です。
2人ともいつの間にか逞しさを身に着けていたんですねぇ。

構成はTIF方式でMC少な目でガンガン歌い踊るスタイル。
ただセトリは素人目にもこれまでとは違うのが分かりました。
夏歌コーナーがあり「ポニシュ」から「ビーチサンダル」はいかにもHKTらしかったのですが3曲目が「さよならクロール」だったのです。
さよクロはHKTには合わないなぁ。ビーチ絡みならはるっぴオマージュで「さよならサーフボード」のが良かったなぁ。(個人的願望)
指原のセトリの秘密が何となく分かってしまった感じです。
セトリさえうまく流れればメンバーもヲタも意識せずとも盛り上がっていく。
でも途中で「あれ?」と思わせてしまうと、ね。
それでも新生HKTはやはりHKTだという当たり前の事が分かってひと安心。

ところで・・・
stmさんがツイでらぶたんからレスもらってるの発見!
6. Posted by stm   2019年07月16日 07:48
>貧乏性さん
そうなんデスよ驚天動地ですよ浮かれまくりですよ
こんなうれしいことあるんですねえ
ちょうどさっしー卒コンを新体感ライブで5回目くらい見直した日だったので、あのらぶたんに自分のツイを読んでもらえて感想までもらえるなんて、生きてて良かった(涙)

サマステ感想拝読しました。
さっしーのセトリは単に曲順だけでなく演出やMCまで含めてステージの完成形をイメージしてのことだったと思うので、そこには舞台監督やスタッフさんとの打ち合わせが絡んだクリエイティブな作業があったはずなんですよね。TIF2015でONLY YOUをやった時なんて、音源や振付まで起こした訳ですから。
なっちゃんや碧唯がどこまで関われたか、関わったとしてもスタッフさんたちとどこまで関係を築けたか、興味あります。また、その積み重ねが九州ツアーでどう披露されるのかも楽しみです。
7. Posted by toshix   2019年07月16日 13:01
貧乏性さん
あっちの番組見ても「みんなのキッチン」以外は
明らかに前のデビュー時より咲良、奈子、ひーちゃんの発言自体が少なく編集されています。
特に奈子は元気が無い感じに見えてくる…

まぁ駆けつけているファンは政治とは無関係という感じですが
TWICEの事とか見ると、かなり心配ではあります。
それでこの日本盤…一生懸命やってるのに。
「みんなのキッチン」でバックに流れる韓国盤のcw曲は「使われやすい」クオリティで曲はどんどん浸透していきそうなんですけどね。

サマステお疲れ様でした。
こちらはフェス形式も九州も諦めるしかなさそうな現状です。

なつとあおいには期待しています。
ただおっしゃるように、上に対して自分たちの考えを通す推進力という意味で
難しい立場にはいるのだと思いますし、本来はどちらもそういう戦略的な事に向いてはいない。という…ここからなので
いてくれる間にそのあたりの「強さ」も身につけると信じたいですね。

5期については申し訳ないほどに解っていなくて
ちびっこ2人が、一時期のなこみく的な「旬」を逃す事のないようにしてほしいな…くらいの浅い感じで…これから見ていきます。

マネージャーさん達が考えると言ってしまえば「ありきたり」というか
そういう印象を受ける事は多いのですよねぇ…
許可もすんなり通りやすいので普通にAKBの夏曲で…となったら
それはもうHKTがHKTである必然性がなくなってしまうと思うんですが
典型的な夏曲でなくてもそこをうまくやる。「さっしーならば」となってしまいますね。
8. Posted by toshix   2019年07月16日 13:16
stmさん

自分からもおめでとうございます(笑)

755とかメンバーがさかんにやっていた頃は
もりぽとかみなぞうとか、ワリと普通に質問返しとして5〜6人くらいから返信が来ていましたが
ツイで、しかも「あのらぶたん」からというのは貴重ですね。

TIF2015のような事を今のメンバーでできるかというと
そのセトリに理由を求められた時に、例えばなつもあおいも
説得というか「絶対盛り上がるから許可取りヨロシク!」とまではいかないんだろうな…と想像できるというか…
自分たちで作って盛り上げるというさっしーの意識を「憧れ」レベルにしてしまってはいけないと思うので
キャプテンだけでなく、全体でありきたりにならないように「圧」を作っていかないと「ライブの怪物」的なこれまでの評価がセトリの面では厳しそうで。
これからのツアー等を通して、どう意識が変わるか、ですよね。

メンバーが活きるセトリ、HKTらしいセトリと演出
考えると難しいものですが
困った時は常に許可取りやすい本店の曲で…ではHKTである意味が無いって事を
博多運営もセトリ作るスタッフも、もっと意識高く持ってほしいですね。

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