2023年04月02日

矢吹奈子卒業コンサート

当日行けない事がひと月前から解っていた奈子の卒業コンサート
30分前にはビヨンドライブなる配信のページを表示していたのに
「あと何分」のカウンターが表示されたまま、始まっていたのを知ったのは冒頭の4曲が終わってからだった…
あっちのサイトの完成度の低さを考慮すべきでした。
本日「ウインクは3回」以外の3曲分の映像が上がっていたので、見る事ができたけど、現場に行けない上になんたる失態…

奈子の卒業自体については覚悟ができていたのもあって
もちろん寂しくはあるんだけど、どちらかといえば、自分が最もよく見ていた「あの頃のHKT」のストーリーの完結編を見ているような気持ちで臨んではいた。

でも、例えば「にせなこみく」の地獄のようなトークつなぎなんかを見ると、本家なこみくも舞台上でいつもごにょごにょよくやってたよなぁ、とか思い出してしまうし、
「生意気リップス」は今度はこんな演出でやってくれたら、と思わず「今度はもう無いんだった…」を思い知るような気持ちになったり、
覚悟はできていたってやっぱり矢吹奈子という存在がHKTからいなくなる、という喪失感を心に刻んでいった時間になりました。

さえミリーとの「思い出のほとんど」がさらいそれを加速させ、
「友達でいられるなら」でも、さすがにあれほど泣く美久を見てもらい泣きして、より喪失感は高まった。
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そう思っていたところに、卒業生レジェンドたちの出演
いつも誰かがいない「橋」のストーリーもこれでエンディングなんだな、とか
さっしー卒コンで奈子が歌えなかった「君の名は希望」はHKTの曲でもないいわば借り物の曲ですが、HKTの節目に登場する曲になってしまった、でもそれもきっと奈子で最後かも。
さっしーと歌っている時のなんともいえない父兄参観のような暖かな雰囲気も「これが見納めなのかなぁ」と思ってしまうし、

「いじわるチュー」での豪華なスクールメイツも村重を加えて再現されましたが
あれに関してはドッキリも面白かったけど、あのリクアワの時のバックダンサーがキレキレすぎて本人より目立ちすぎて怖いバージョンももう一度見たかったなぁ、とか

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強い絵だなぁ
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さらに強い絵だなぁ
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これもある意味強い絵だなぁ


随分今のHKTに慣れたつもりでしたが
さすがに咲良以外のあのメンツが揃ってしまうと「やっぱりこの時は凄かった」と思わざるをえないとというか、今のメンバーには今の良さがあるんだけど、この歴代センターはやっぱり特別。

特にはるっぴが普通に卒業メンバーとしてファミリーに戻ってくれた感がそう思わせてくれるのもあるんだけど、
奇跡的にキャラの被りの無い、みんなの個が際立っていながらグループとしての個性もまた際立っていた完全体があそこにあったような
ただ、それは形を変えてこれからも引き継がれていくのだろう、と6期のMeke noiseを見て思うのもありましたけどね。

当たり前に歴代センター含むレジェンドOGも全員いる「最高かよ」はみんなに愛されてきた奈子の卒コンならではのシーンになった。
「さく食べ」も卒コンでは必ず出ましたが、奈子にとってはシングル初選抜曲という事もあって、大団円の前にもってきた感でしたね

アンコールの構成も大人になった奈子と、独特な明るさによく似合っていた
メロンの時に既にいたような錯覚に陥る

そして最後に「12秒」って、解ってるねぇ。
自分にとって12秒は「青い珊瑚礁」とかに匹敵するような「THE爽やかアイドル曲」という気がします

あますところなく、であったか、といえば
それは奈子ですから、「微笑みポップコーン」も見たかったしさ、咲良と何か中継ででもできたら最高だったけど、それも奈子という特別な存在だからこそ思う欲求なので
現実的な尺と状況を考えれば、いい構成でいいセトリだったと思う。

なにしろ、もう舞台上で歌う奈子はミュージカルでもやってくれない限りは見られないんだ、
という思いは自分でも気づいていなかった程大きく、
HKTファンをやっててこんなに重みを感じた事はもしかしてさっしーの卒業以来かもしれない。



この卒業の前に「君はもっとできる」もテレビではこちらで見る事がない
運営さんはあかりの最後(これも時間があれば書きたかった事)も、最上さんの初選抜も含め、
これ以上ない話題性を活かすプロモーションをしなかったので、
「ああ、そういう事なんだな」と諦めがついた。

運営さんには闘ってほしかった
自分にとっては身体の調子も悪いので博多にも行けないし、ネット以外で見れないし、ではもう、どうチカラになりようもないもんなぁ
奈子の卒コンを関東でやってくれたのは最大のチャンスでしたが、まさかじじいになってこんなに働いてると思わなかったし(笑

秋吉や美久、さえミリー、あきとねね、はなまりあ、といったHKTイズムを継承し伝えてくれそうなメンバーはいるし
新戦力もこれから完成度上がってくるので、応援はしておりますが
「あの頃」を感じさせてくれる一連の熱いストーリーはこれで一旦は区切りかな。
ここからの「熱」を感じさせてくれる子たちの成長を楽しみにはしております

そして奈子の現在地ですが
「沼る、港区女子高生」の役柄がめずらしく典型的な横恋慕系のステレオタイプな役だったので
桜田ひよりさんサイドの、タイトルに似合わないほど特殊な設定とは対照的すぎて
「スカッとジャパン」でももうちょっと恋のライバルに人間性持たせるぞ、という脚本で
なかなか奈子の持ち味活かせる場でなかったり、しかしそのありきたり過ぎる役の中では人間性感じさせている方だった演技には希望が見えたり、と
まだ形になっていない感じではあります。

はるっぴもそうだけど「女優で」というこだわりは当然あるとして、バラエティ的な仕事も積極的にやってくれたらな、とも思います
陽気とも違うけど、なんともいえない画面に映った時のプラスなオーラは、必ず活かしてくれる人が見てくれているはず
「科捜研の女」のゲスト脇役でさえ「価値あるちょい役」ではあったと思うし、用意された成功ではなく、もがいて掴み取るものは大きいから。

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「世界最大の妖精」とK国で言われていましたが、
ついに羽はえて飛び立っていきました。

HKTに来てくれてありがとう奈子。
おかげでとっても楽しかったよ。


卒コン終えてから卒業公演が多かったのですが、卒コン直前に卒業公演になり
それこそ地獄の年度末だった自分は見れていないので…これから見せて頂きます

それ見た上でこれまでの奈子の事さらに書けたら、と思いますが
なにしろ還暦超えてから異常な忙しさに加え異常な調子の悪さ
医者も「危ないですね」しか言わなくなった(笑
この先HKTのライブに参加できる事があるのかは神のみぞ知る、というか神さまでも「知らん」言いそうです。


toshix508 at 21:33|PermalinkComments(6)